テンプラーナ早期介入療法とは

Circulos J
テンプラーナ早期介入療法とは:

ソレンセン式テンプラーナ早期介入療法とは、顔、手、足のリフレクソロジー、筋肉へのリフレクソロジー並びにブレインジムを介して神経系の刺激を多角的に行うことで脳の再教育を行っていく総合反射療法です。それにより、脳の機能や体内における化学的なプロセス、内分泌系、血流、臓器、筋肉などに中枢神経系を介した刺激を伝達させ、本来の機能を取り戻す働きかけとなります。

テンプラーナ早期介入療法はソレンセン式神経反射療法の創始者であるロネ・ソレンセンがリハビリテーション目的に開発した療法です。認定療法士から定期的に施術を受けていくこともできますが、テンプラーナ早期介入療法の大きな特徴の一つは重度の疾患や障害をお持ちの方のご家族に状態に合わせた施術プログラムを学んでいただき、ご自宅で行うホームトレーニングとなります。

「自宅で、家族から、そして日々施術を受けていく」ことで、滞りを解消し伝達しやすい状態を作り、からだ自身が本来持つ機能を取り戻すために役立ちます。

顔、頭部、手、足に出ている神経終末ポイントを刺激することで、中枢神経系を介し電気的インパルスが脳へと伝達されます。インパルスが臓器や内分泌腺へと送られ、体内プロセスも調整されることで、ひいては自己治癒力が高まります。

テンプラーナ早期介入療法は、脳機能以外にもホルモンや体内機能に刺激が伝達されるため、呼吸器系の問題やアレルギー、消化器系などへの調整にもつながります。また、視覚や聴覚など感覚器の機能調整にも役立ちます。テンプラーナ早期介入療法での内分泌系やリンパ系への刺激により老廃物の排泄を促し、免疫系の機能調整にも役立ちます。

中枢神経系は状態により変化しているため、常に新しい神経ネットワークを構築しています。脳にもまた一定の柔軟性があり、新しい神経コネクションを構築する機能を兼ね備えています。そのため、集中的に行うテンプラーナ早期介入療法の刺激にポジティブに反応を示します。

脳や中枢神経系における正しい知識と体の機能を知っている認定療法士、または研修を受けた両親が、状態に合わせたしかるべきポイントやゾーン刺激していくことで、中枢神経系は、細胞再生や変性において驚くべき反応を示します。

 

パーソナル・プログラム:

テンプラーナ療法士は脳障害のあるクライアント(子供・大人)の状態に合わせた個別プログラムを立てることで施術を行っていきます。同じ病名であっても出ている症状が全て同じというとこはあり得ないため、病名が同じでもプログラムが同じになることはありません。

既往歴においても同様で、長期間のスパンで見ていくと全く同じ既往歴はありえません。テンプラーナ早期介入療法のホームトレーニングも長期間プロセスで行っていきます。個々の状態により週に4日から7日を約1年間継続して行っていきます。

フルプログラムの施術時間は1日1時間15分となり、それは必要な日数行っていきます。状態により、1回のセッションでフルではなく35分と40分の2回に分けて行うことも可能です。例えば、朝:手と足を行い、夜または赤ちゃんの場合は昼寝の際:顔を行うなど分けて行うことも可能です。顔への施術はとてもリラックス効果が高いため、就寝前に行うと眠りにつきやすくなります。

 

フォローアップ:

ご家族がクライアントのためのホームトレーニングを3日間かけて学びます。このホームトレーニング研修後は一切他のコースを学ばれる必要はありませんが、続けていく中で出てくる変化に応じたフォローアップ・コンサルテーションを受けていくことが重要となってきます。フォローアップは3~4か月ことに一回2~3時間かけて行います。

フォローアップでは新しい刺激を加えていきます。神経ポイントを新しいポイントへ変えていくことで慣れて緩やかになってしまった刺激が新しくなり、伝達を再び活性化していきます。

 

定期的なコンタクト:

テンプラーナ早期介入療法プログラムで結果を出していくためには、認定療法士とご家族が密に連絡を取り合いクライアントの状態を把握して反応に応じた対応をして行くことがカギとなります。

 


テンプラーナ早期介入療法は様々な弱まりに対してのサポートを行います

 

遺伝性疾患/染色体異常:

染色体異常などの生まれつきの疾患はリフレクソロジーや反射療法で変えることはできませんが、それに伴い付随してみられる症状に関してのサポートを行います。


テンプラーナ早期介入療法ではクライアントの状態に合わせたアプローチを行い生活の質の向上を図ることに役立ちます:

  • 聴覚や視覚の弱まり
  • 睡眠障害
  • 消極的
  • 言語の問題
  • 集中力や注意力の問題
  • 微細運動と粗大運動
  • 摂食障害
  • 知能
  • Etc.

未熟児:

未熟児の場合、病気や合併症のリスクや、発育や発達もゆっくりなこともよく見られます。

 

テンプラーナ早期介入療法では、下記のようなお悩みのサポートを行います:

  • 摂食障害
  • 神経系の問題
  • 脳性麻痺や新生児低酸素性虚血性脳症等により引き起こされる問題
  • 呼吸器系の問題
  • 慢性肺疾患
  • 胃腸の問題や代謝異常の問題
  • 尿路感染症
  • 学習障害
  • Etc.

脳障害(大人/子供):

テンプラーナ早期介入療法は様々な脳障害や後遺症などに使用されています。

  • 脳損傷
  • 出産時の酸素欠乏による後遺症
  • 腫瘍
  • 事故
  • PTSD(脳挫傷などによるもの)
  • 神経障害
  • 運動機能や感覚機能不全
  • 拘縮
  • 麻痺
  • 癲癇
  • 自閉症
  • 言語障害
  • 視覚障害、聴覚障害
  • 視床下部の機能障害やホルモン障害
  • 筋委縮
  • 呼吸器系や消化器系の問題
  • Etc.

テンプラーナ早期介入療法は、集中力や注意力、記憶、言語の問題、計画性、見当識障害、問題解決力などの認知機能等にも使用されています。また、認知症、多発性硬化症、パーキンソン病、アルツハイマー、脳障害の後遺症による性格変容や欝、感情制御の問題、意欲の欠乏などにも使用されています。


大人/高齢者:

大人や高齢者にもテンプラーナ早期介入療法は役立ちます。

脳損傷やPTSD に悩む大人のクライアントに対して集中的に行うホームトレーニングとしても役立ちます。

テンプラーナ早期介入療法は脳損傷による脳内出血や脳血栓症、麻痺、不均等な筋力、眩暈、バランス感覚障害、倦怠感、感覚障害などに効果を上げています。

テンプラーナ早期介入療法は注意力、集中力、記憶力、言語の問題、計画性の欠如、問題解決能力など様残な機能回復にも役立ちます。

また、脳損傷に関連した性格や気象の変化や気分の落ち込み、欝、感情のコントロール、やる気などの問題にも良い結果を上げており、更に下記のような疾患にも行えます。

  • 認知症
  • 多発性硬化症
  • パーキンソン病
  • アルツハイマーなど

学校の問題:

お子さんは学習障害、集中力の問題、睡眠障害、ADHD、(軽度の強迫観念症や軽度の自閉症)などがありますか?

もしそうであればお力になれるかもしれません。
時間はそれほどかからず、簡単で行うほうも受けるほうも落ち着く心地よい刺激です。

反射療法はプロのセラピストから受けることもできますが・・・・。
ホームトレーニングとして両親や家族が学び、自宅でお子さんに行うことも出来ます。

就寝前の習慣にも最適なこのプログラムは、自然で優しく大変効果の高いことから、お子さんの持ち疾患や機能低下などの不調を和らげる助けとなります。症状が和らいだり、また感情面や精神面の調整にも役立ちます。

  • 学習障害
  • 行動障害
  • 感情面の問題
  • ADHD
  • 多動
  • ディスレキシア
  • 軽度の視覚と聴覚の問題
  • 他者とのかかわりあいの問題
  • 社会性問題
  • 軽度の自閉症
  • 軽度の強迫観念症
  • 軽度の感覚障害
  • 軽度の過食症
  • 軽度の拒食症

※軽度の場合のホームトレーニングプログラムは「スクールプロブレム&スペシャルニーズ」という自宅で30分のホームトレーニングを週に何度か行っていただきます。もう少し深刻な症状の場合は、「テンプラーナ早期介入療法」のホームトレーニングプログラムの対象となります。